【備忘録】インド・バンガロールで開催されるスタートアップイベント一覧:その2
はい、前回からの続き。インド・バンガロールで開催されるスタートアップイベント一覧その2ですね。
今回は下表の3以降のバンガロールでのスタートアップイベントを紹介していきましょうか。
- 1. Zinnov Confluence
- 2. TechSpark
- 3NASSCOM PRODUCT CONCLAVE
- 4 Bengaluru Tech Summit
- 5バンガロールのスタートアップイベントの総括的な
【バンガロールで開催される主なスタートアップイベント】
No | イベント名 | 時期 | 規模感 | URL |
1 | LetsIgnite Bangalore | 6月 | 1500人 | https://letsignite.in/ |
2 | HeadStart X | 6月 | 1500人 | https://headstart.in/initiative/entrepreneurship-conclave/headstart-x-2019-bridging-ecosystem |
3 | Zinnov Confluence | 6月 | 4000人 | https://confluence.zinnov.com/india |
4 | TechSpark | 10月 | 3000人 | https://events.yourstory.com/techsparks |
5 | NASSCOM Product Conclave | 11月 | 4000人 | http://productconclave.in/index.html |
6 |
Bengaluru Tech Summit |
11月 | 3000人 | https://www.bengalurutechsummit.com/ |
1. Zinnov Confluence
イノベーション系のコンサルティングに強いブティックコンサル、Zinnovの年次イベントですね。Zinnov自体はUSAとベンガルールに支店を持っておりますが、ファウンダー達がUSA由来のNRI(Non Residencial Indian)ということでインド色が強いですね。
JETROのイノベーションハブ事業でも関与されているので、腕前は一級という感じですね。このレポートとかかなり秀逸ですね。
【インドにおける R&D の概況】
https://www.jetro.go.jp/ext_images/world/asia/in/ip/pdf/overview_RD_201410.pdf
【Zinnov/URL】
残念ながら参加できなかったので、レポはなしですが、豪華なスピーカーと選抜されたピッチがすごそうな印象です。 デリーでもイベントがあったら参加してみたいですね。
2. TechSpark
インドが誇るスタートアップメディア、YOURSTORYの年次イベントですね。YOURSTORYは日本でいうところの、THE BRIDGEやTech Crunch的な位置づけですかね。ここで単独インタビューを受けることができれば、スタートアップとしての「箔」がつくらしい。北のInc42とは対をなす印象。(お互い比較されることをとても嫌がるけどww)FounderのMs.Shradha Sharmaはタイムズオブインディアから起業して一代でYOURSTORYのブランドを確立した女傑的存在ですね。
【YOURSTORY/URL】
ありがたいことに、今年はJETOROさんによるジャパンブース&VCやエコシステムのプレイヤー向けにピッチ機会も提供いただきました。
2-1会場の雰囲気
2-2参加してみての感想
- Tech30のピッチが最大の目玉。選抜されたシリーズA前やシード期のスタートアップによるプレゼンが最高。
- 参加者のレベルも全般的に高い。フォローアップコールがつながりやすい印象。
- 反面、VCは少なめ、というかクローズドセッションに集中していたかと思案。
- ブースはフード系や試供品周りの会社が多いイメージ。CISCOとかのアクセラレータもポートフォリオを展示していた。
3NASSCOM PRODUCT CONCLAVE
天下のNASSCOMの年次イベント。NASSCOMっていつも何の略が分からなくなってしまいがちですが、National Association of Software and Services Companiesって感じでインド国内のITサービス関連企業の巨大業界団体ってところですかね。広島県とMOUを締結していたような気がします。直近ではデロイト・在日本インド大使館と組んでイケているインドのスタートアップを東京九段下でピッチさせていましたね。
【25社のスタートアップが日本のVCを前にプレゼン】
イベントそのものには予定があって参加できなかったですが、インド→日本の流れができて面白かったのではないでしょうか。
【NASSCOM/URL】
確か町によって機能が異なっていたり、委員会制度をとっていたりと、活動は多岐にわたる印象を受けます。例:バンガロールだったら、スタートアップ10000Warehouseという専用インキュベーションセンターを保有しています。
4 Bengaluru Tech Summit
州政府主導のスタートアップサミットですね。とりあえず各国がスポンサーして「うちの国かもん!コラボしようず!」的な感じを醸し出していますね。やや国間の競争というか代理戦争的な雰囲気も醸し出しているようないないようなwブースも大学からスタートアップまで多岐にわたり、面白かった印象です。てかもう1年も経つのかww
4-1会場の雰囲気
4-2参加してみての感想
- 他のイベントと比べて、かなり政府色が強い。欧州系やイスラエルがこれでもかと出てきている。
- 各国が盛んに自国をアピールしてインドのイノベーションを巻き込もうとしている。イスラエルやドイツは滅茶苦茶鼻息荒そう。
- やや総花的なイベントだけど、集客力凄い。
- 州政府関係者と接点を持つならいいかもしれない。
5バンガロールのスタートアップイベントの総括的な
総括するほどでもないかもですが、地雷イベントと秀逸なイベントを見分ける方法としてはこんな感じなんでしょうかね。インドも日本もそこまで変わりはないんですかね。
- 参加費有料で参加者の足切りがちゃんとしている(=うさん臭いメンター自慢おじさんや謎の業者を排除できている。)
- ピッチのフォーマットと参加企業が洗練されている。(昔参加した無料イベントで出てきたスタートアップはまさかのスライドなしのしゃべくり7プレイをかまして失笑しましたよw)
- 運営陣がしっかりしているかどうか(オーディエンスの集客やVC集めにコミットできているかは本当に重要ですね。出展者達、リアルにWaste of Moneyとか展示会途中でキレるのでww)
- ちゃんとイベントとしての歴史があるかどうか
少なくともその1その2で紹介したこれら6つのイベントは面白いし、あとからいろんな繋がりやビジネスになっていくのかなぁと思った次第です。