バンガロールでスタートアップのインド法人を立ち上げ中な文科系男子のインド日記()

大手損保→人材ベンチャー→実家のあれこれ→日系現地法人→バンガロールで日系スタートアップ法人立ち上げとふらふらしている文科系男子のインド備忘録

備忘録:6/26 JETRO様インド研究会・登壇記録まとめ

やや遅いまとめとなりますが、以下セミナーで登壇の機会を頂いたので当日話したことなどを軽くまとめてみました。僕のパートでは現地法人立ち上げTIPS、パートナー選びの軸、各エコシステムの比較が担当トピックでしたので、その辺を改めてまとめてみました。

 

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1. 現地法人立ち上げ:プロファーム一覧表

やや記憶があいまいな部分もありますが、立ち上げの時に必要になるであろう、税務会計・法律・人材関連のファームの一覧表です。大手・独立系・地場系と分かれています。

【ファーム一覧表(永田独自作成)】

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ここで重要なのは、「予算感×担当者の練度(インドビジネス歴)×インドの展開場所×担当者との相性」なのかと思案します。

あと、注意しなければいけないのは、ジャパンデスク詐欺ですね。窓口日本人と見せかけておいて実は営業マンでしかなく、専門知識もなく現地スタッフに丸投げってケースもよくあるので気を付けなきゃいかんですねと。

加えて、人材面についてはレジュメを右から左に流すだけの介在価値ゼロのエージェントもいますので、「確りアセスメントできますか?候補者バックグラウンドチェックはできますか?」はマスト確認項目かと。

 

2. 各都市エコシステム比較

次は各都市エコシステムの比較です。軍事国家や独自政権から始まったベンガルールとハイデラバードと金融都市から始まったムンバイとのコントラストという感じでしょうか。目的にあった都市選定をすればいいのかと思案です。

 

【エコシステム比較表】

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3. パートナー選びの軸

昔ブログでカバーした内容とやや被りますが、以下表の特徴が確率的に信頼がおけると個人的な感覚です。思い返してみましたが、付き合いのある面々で「ここはインドだからしょうがない。」と俗にいう''This is India''の免罪符を突き付けてくる御仁はいなかったように記憶しています。

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採用の面でも、エンジニア系は確りアセスメントができるサービスプロバイダ―でないとダメな気がします。母集団形成だけするならLinkedinリクルートで自己完結できてしまうっていう。レジュメを右から左に流すだけのエージェントなら介在価値ありませんという軸はずらさない方がいいかと。セールスとか非エンジニアなら、再現性とかを盛られないように気をつけるかアウトプットがダメなら試用期間でサヨナラするとかの対応が必要かと。

 

こちらもご参考までにどうぞ~

osadaken-india.hatenablog.com

4. 何も生まないインド人の所作一覧

あとはNG事例や何も生まないケースをまとめてみました。まとめればまとめるほど、日本もインドもあまり変わらないのではと思えるようになってきました。

 

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こちらも過去のトンデモ事例でブログ化しているので、ご参考までにどうぞ。

osadaken-india.hatenablog.com

 

という感じでのまとめでした。登壇や講演の機会は改めて自分の知見や経験をぎゅっと凝縮する場となるので、ちゃんと付加価値のある情報を発信し続けていかねばならんと感じました。