【備忘録】インド・バンガロールで開催されるスタートアップイベント一覧:その1
ということで、たまには本業関連の記事も書いてみますわよと。バンガロールはインドの他の町とか異なり、「ITハブ都市・スタートアップ」という言葉に象徴されるように、その手のスタートアップイベントがたくさんあるっていう感じでしょうか。この辺の歴史的背景を戦前からさかのぼると面白そうなので別な機会でまとめてみようと思います。とはいえ、小規模なものやクローズドなものまで網羅しようとするときりがないので、メジャーどころ、主なものをまとめますさかい。
まずは、一覧。時期はたまにずれるので必ずしも毎年この時期に開催!って訳ではないので、悪しからず。
1.バンガロールで開催される主なスタートアップイベント一覧
6月と11月に集中している印象を受けますね。
【バンガロールで開催される主なスタートアップイベント】
No | イベント名 | 時期 | 規模感 | URL |
1 | LetsIgnite Bangalore | 6月 | 1500人 | https://letsignite.in/ |
2 | HeadStart X | 6月 | 1500人 | https://headstart.in/initiative/entrepreneurship-conclave/headstart-x-2019-bridging-ecosystem |
3 | Zinnov Confluence | 6月 | 4000人 | https://confluence.zinnov.com/india |
4 | TechSpark | 10月 | 3000人 | https://events.yourstory.com/techsparks |
5 | NASSCOM Product Conclave | 11月 | 4000人 | http://productconclave.in/index.html |
6 | Tech Summit Bengaluru | 11月 | 3000人 | https://www.bengalurutechsummit.com/ |
*Techsparkは9月開催だったが、2019年はスピーカー事情で10月にずれた模様。
私個人はまだZinnovとNASSCOMのイベントには参加したことがないので、残りの4イベントの実際の感じをまとめつつ、どんなスタートアップイベントだったかまとめてみましょうか。6イベントをまとめると分量すげーことになってしまうので、分けてまとめてみます。
2.LetsIgnite/Letsventure
エンジェル&投資家とスタートアップをつなぐプラットフォームを運営している「Letsventure」の看板イベントですね。確かファンドパートナーでGREEがついていて、かつパーソルグループのオープンイノベーション部隊eiiconと提携していたような気がします。
【Letsventure URL】
2-1会場の雰囲気
2-2. 出てみての感想
- 招待者専用、LetsVentureの支援先限定でクローズドセッションがあり、法務・投資・事業戦略もろもろのメンタリングを受けることのでき、手厚い支援体制なんだなぁと感じました。
- 一般参加者向けのセッションもそこまでパツパツではなく、余裕がある印象を受けました。
- 100名未満のチームでこの規模のイベントを回しているのはすげぇと感じました。
- 投資家がめちゃ多い印象。そりゃあ、投資家とスタートアップのマッチングサービスやっているLetsventureだからねぇ。
- 投資を受けたいスタートアップが懇親会でひたすらエレベーターピッチしたり、ポートフォリオ同士でコラボしていきたい投資家やVCが参加するのは面白いのではないかぁという印象。
- ピッチはやや厳しめ。
- 実際ここで面白いスタートアップ数社とつながることができ、今でも知己となっているので、よい感じのエコシステムになっているかと思案。
3. HEAD START X
インド最大のスタートアップ互助団体HEAD STARTが開催する年次総会的なイベント。毎年いろんなTier1都市で開催している模様。2019年はハイデラバード(バンガロールから飛行機で北に1時間ほどの場所)、2018年はバンガロール開催でしたね。来年はどこになるでしょうか。HEAD STARTが素晴らしいのは、互助団体ということで参加メンバーがほぼスタートアップ関係者かエコシステム関係者の互助で運営されているっていう点ですね。来るもの拒まずな雰囲気なので、リファレンスなしで「おれ日本から来たんだけど、今度ピッチやるからシクヨロ!」な感じで行ってみて、よく受け止めてくれて、付き合いを始めてくれたわと回顧。
【HEADSTART】
10年の歴史を持ち、インド23都市で活動を実施し、15000スタートアップの支援実績があるのは互助団体としては「凄い」の一言に尽きますわ。
3-1会場の雰囲気
3-2参加してみての感想
- タイムスケジュールはややパンクしているけど、豪華スピーカー目白押しの印象。ただ、ターゲットを絞らないと時間切れになってしまう。
- ピッチはその地場のエコシステムプレイヤーからフィードバックをもらうことができるので、その州のプレイヤーと繋がりたいときには面白いのではないだろうか。
- HEAD STARTのメンバーが極めて優しいので非常にありがたい。
- 各州に点在しているHEAD STARTの主要幹部陣が一同に集まるので、この州のこのスタートアップと繋がりたい!この業種のスタートアップと繋がりたい!というときには話が極めて速いかと。
ということで、ますは2イベントまとめてみましたよと。残りのイベントは次の記事でまとめてみます。