インド総選挙結果速報まとめ
約1か月に渡る総選挙戦が終了しました。
一応オールラウンド系アカデミックサークルにも所属していましたが、ここまで選挙速報をガチで見るのはあまりないので、新鮮ですね。
前哨戦と言われた個々の州の地方選で苦戦が報じられていたモディ首相率いるインド人民党(BJP)でしたが、結果は圧勝でしたね。野党だった国民会議派は敗北ですね。
有権者約8億人を擁する「最大の民主主義国家」の選挙は半端ないっすわ(小並感。
そういえば、インド民主制についての記事が野瀬先生から出ていました。
インドの政治はやっぱり「ポピュリズム」なんじゃね?な論考です。
1.ライブ中継
いつも思うけど、討論セッション激しすぎてビビりますわw
2.議席分布表
過半数ラインは272なので、BJPが余裕で過半数ラインを突破して多数派確保です。国民会議派は議席そのものは伸ばしてはいますが、他の政党と足しても全然過半数ラインに達していないので文字通り敗北ですね。
ということで、国民会議派のラウルガンディーも責任とって辞任か?という展開ですね。実弾バラマキ&ひたすらモディ首相のディスりばっかりだったからまぁやむなしと言えばやむなしなんでしょうか。「ネルー王朝」と呼称された国民会議派はこれからどうなるのか気になりますね。
【インド全選挙区概況】
西部(グジャラートやラジャスタン)、デリー首都圏ははモディ首相おひざ元でほぼ完勝モード。わずかに南インドのケララとタミルナドゥ州でしか国民会議派は勝てていないですね。。
引用元:https://www.ndtv.com/elections
3.モディ首相勝利演説抜粋
ということで、モディ首相の勝利演説から抜粋です。
- 有権者の皆様、BJPを再び選択してくれてありがとう
- この勝利はインドの勝利であり、「民主主義」の勝利である
- まず、この勝利を農家の皆さんへ届けたい
- 誠実な選択をしてくれた市民の皆さんへ感謝
- この勝利は新しいインドの第一歩となる
- もうカースト政治はインドにはなく、民主主義を推進する
- BJP党員、みんなありがとう!
- 我々の歩むはとまることなく、また腐敗もなく進んでいくでしょう
日本としては、安倍首相との蜜月が続いているので、一件落着ですね。
路線は変わらず、おそらく26日の組閣で閣僚発表、また指針演説で具体的な政策が発表されるでしょうね。
4.バンガロールへの影響
バンガロールのあるカルナータカ州としては、州政府は国民会議派+JDS(地域政党)が運営を担っているので、キャスティングボードを握っているJDSが国民会議派を切ってBJPに鞍替えという展開もあり得るかもしれないですね。
【カルナータカ州状況】
引用元:https://www.ndtv.com/elections/karnataka-lok-sabha-election-results-2019/
また、折をみて、与党と野党の二大政党についてまとめてみます。