バンガロールでスタートアップのインド法人を立ち上げ中な文科系男子のインド日記()

大手損保→人材ベンチャー→実家のあれこれ→日系現地法人→バンガロールで日系スタートアップ法人立ち上げとふらふらしている文科系男子のインド備忘録

備忘録:1年間の中で出くわした示唆に富んだ事例とか

渡印してから1年が過ぎてしまいましたが、別にポエム記事を書くつもりは一切ないです。「日印の架け橋に~~~!!!!!(但し具体的なアクションプランはない。)」とか殊勝なことを宣言する気も毛頭ないです。

 

代わりに、この1年で出くわした示唆に富んだ事例をつらつらと書いていきます。

 

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!(中略)な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…」

 (ポルナレフAA省略)

 

【脚注】

ポルナレフ状態 (ぽるなれふじょうたい)とは【ピクシブ百科事典】

 

 

1.視察(意味深)

ネットサーフィンをしていたら、以下のような事例に出くわしたのですが、いやいやいやそこまで酷くはねぇだろと思いきや、ベンガルールでもマジにありましたわw

 

www.businessinsider.jp

いやですね、自分でも何が起こっていたのかよくわからなかったのですが、以下分からないなりにまとめてみましたよと。

 

【状況の整理】

1)某地方自治体の要人がインド人経営者向けに講演会実施。

 

2)ただ、内容がノープラン並びに英語無しでかつ、「人口ねぇ!産業ねぇ!少子高齢化!インド人かもん!!!また具体案出すぜ!!」というまさかの蟹工船プレイ。

 

【脚注】蟹工船

蟹工船 - Wikipedia

 

3)案の定、インド人総スカン。「お前インド人エンジニアの相場分かっているのか!!!」、「お前ら日本人は来ても何も決めないで視察だけじゃねぇか。」→ぐうの音も出ない。

 

地方創生の一環として、移民政策もあるのだと感じました(小並感)。

 

でも、こーいう事象によって、「日本人はこんな感じか(笑)」と思われたくないなぁと感じました。

 

2.意識の高い視察支援要請From Japan

某日系名門大学経営大学院様からの視察支援要請ですねぇ。

 

【状況】

1)某研究室から「この日にベンガルールへ行くから企業のアポ取り手伝ってくれへん?おれらコネあるとこあるからさ、この産業とかベンチャーだけ頼むわ。」という要請あり。

 

2)「いや要件定義が先やろ」とメール返すも一か月返信なし。

 

3)希望訪問先企業にメリットのない企画書が来るも、案の定、希望先企業からは「そんなんやってまへん」と粉砕される。

 

4)オサダから「で、どうします?」とメールするもまた一か月放置。

 

5)最終的には、「別な紹介口から探すからええわ、まぁお前らの協力は感謝してるで、ほな。」というメールがwwww

 

自分にもっと価値をつけようと思いました(小並感)。

 

3.日本からの無給インターン生

意識の高い学生(笑)を体現していた自分としては、懐かしい気持ちになりました。

 

【特徴】

1)恐らくビザの関係で無給か

2)就労体験ということであくまでも無給

3)斡旋会社経由

4)たまに日本でも従事可能な業務に従事されている方も

5)たぶんビジネスビザ取れていれば有給インターンもいたか

 

いや、本人が良ければそれでいいんですけど、日本でもできそうな業務をわざわざインドまで来てやろうとするのってどうなんかなぁ、とふと思ったりと。ただ、雑務を無給でやってくれるのは使用者側からすれば垂涎の、おっと誰かがきたようだ(ry

 

とりあえず、この1年でバンガロールにいるだけでインドっていう国に対して、なんでもかんでも一般化しようとすると危ないのかなぁという感覚になりました。(小並感)