バンガロールでスタートアップのインド法人を立ち上げ中な文科系男子のインド日記()

大手損保→人材ベンチャー→実家のあれこれ→日系現地法人→バンガロールで日系スタートアップ法人立ち上げとふらふらしている文科系男子のインド備忘録

告知:ニューズウィーク日本版傘下のブログメディアでインド記事寄稿始めました!

久しぶりの投稿が告知になってしまいましたが、ニューズウィーク日本版傘下のブログメディアでインド記事の寄稿を始めました。新しいメディアの名前はWorld Voiceという名で現地在住者のリアルな情報や視点を発信するものとなっています。せっかくインドに来て4年目に突入しているので、確りと生々しい情報を発信できるようにしていきたいと思います。

 

www.newsweekjapan.jp

引用元:

https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/osada/

 


モディ首相演説速報まとめ:74回目のインド独立記念日

インドに住んでいる僕にとっては、ほぼ毎年恒例となりましたが、インドが大英帝国から独立して74回目の独立記念日となりました。毎年、デリーのレッドフォート(世界遺産、ムガル帝国遺構)で首相が国民に対して独立記念日演説として国策やビジョンについてメッセージを発するのが通例となっています。

 

モディ首相の演説を聞くのは今年で4回目となりました。過去3回と比べて、国難(COVID19と中国との国境紛争)に直面しており、かつ来年は独立75周年という節目の年なので、かなり気合が入った演説という印象を受けました。次の2年の計画と打っていたので、最低でもあと2年はモディ首相続投するのかなぁと思案しました。キーワードは「Self-reliant India’s growth」ですかね。

 

ということで、速報まとめとして、モディ首相による独立記念日演説の要旨を日本語でまとめてみました。序章から各重点項目についてまとめています。

 

モディ首相のチャンネルで演説全動画があるのですが、全部ヒンディー語なので、英訳版が出たらまた更新します。来賓も儀仗兵も皆ソーシャルディスタンスとってましたね。

 

youtu.be

 引用元:India celebrates 74th Independence Day

 

 

1.序文

謝辞:COVID19との戦いに従事している人々へ(医療関係者、政府関係者等)

国民に向けて:多くの困難がインドを直面しており、愛する家族を失った人も多いでしょう。でもこの困難に対してインド一丸となって戦っていきましょう。

この演説では直近2年のビジョンを提示します。

来年は独立75年という節目の年です。我らの父祖が独立のために戦ってきた歴史を忘れてはいけません。イギリスは永久的にインドを支配できると思っていましたが、我々のダイバーシティ(多様性)を過小評価していたので負けたのです。我々が多様性の団結によって勝ち得た「Self-Reliant/自立」は世界社会において良き教訓となったのです。

このSelf Relianceこそが我々インドのマントラ(重要なエッセンス)となっているので、大事にしていきましょう。

インドという国は一度意思決定したら止まりません。共にCOVID19を克服するために歩みを止めずに進んでいきましょう。

 

2.基本方針:自立したインドの成長

atma-nirbhar India(自立したインドの成長)こそが次の我々のゴールです。COVID19から早く抜け出して成長への軌道を確保していきましょう。多くの困難がありますが、我々の政府は銀行分野(高額紙幣廃止)から宇宙分野の発展まで多岐なイノベーションを実現してきました。インドへのFDI(海外直接投資)も前年は18%増えています。世界に対して我々の自立的成長を証明しましょう。輸入の減少だけが自立したインドの成長ではなく、ローカルのための声(Vocal for Local)が不可欠なのです。

 

3.重点政策:インフラへの投資

インフラの整備は国を強くしていきます。皆さんの目の前でインドは日々変化しています。7000のプロジェクトで国のインフラを強固なものにしていきます。空港、鉄道、バスといった様々な交通手段を相互連関させる「Multi Model Connectivity」を実現します。これらのインフラ政策には110兆円の予算を投入する予定です。

 

加えて、中間層・貧困層にとって衣食住の家と水は生活にとって必要不可欠です。新たに、「JAL JEENAN」施策で毎日10万人に水が確実に届くように尽力します。家も中間層にとって重要なので、次の1年で2000棟の家が建つようにします。

 

4.重点政策:農家/農村部向け支援

農家のお蔭でインドは持ちこたえることができています。(食料供給的な面で)

今までは小麦を輸入していた時期もありましたが、インドの農家を新しいステージ、国際市場へと連れていきます。今や規制緩和で農家はどこにでもその農作物を売ることができます。より魅力的な市場へ農家を連れていきましょう。

 

インターネット回線についても農村部への接続には課題が残っています。1000日以内にインターネット回線がつながるように対応します。

 

5.重点政策:教育/女性のエンパワーメント

教育については、インド国民が世界市民になることができるように高度な教育を供給していきます。イノベーションとR&Dの担い手となるような状態を目指します。

 

女性のエンパワーメントも引き続き強化します。士官や官僚での女性の躍進を始め、産業の様々な側面での活躍を後押ししていきます。加えて女性の若年結婚の問題にもメスを入れる予定です。

 

6.重点政策:ヘルスケア部門

COVID19向けのワクチンは3種類が開発中です。全インド国民向けに普及できるようにします。加えて、今回の一件を踏まえて、「National Digital health mission」として、国民全員がHealth IDを持てるようにしていきます。

 

7.重点政策:J&K

去年の改革以降、新しい開発が進みつつあります。発展が隅々まで届くようになっていくでしょう。選挙も実施される見込みなので、発展を加速させていきましょう。

 

8.重点政策:国境問題

我々は今までインドを脅かしてくる試みを全て阻止してきました。テロリズムであれ、膨張主義であれ、我々は屈することはありません。インドの主権尊重は至上命題です。

 

世界は常に我々と共にあります。ラダックの件でも国連安全保障理事会で192票のうち、184票の賛同を得ることができたことがその証です。

 

我々にとっての隣人とは、単なる国境を接している状態なのではなく、信条を共有・理解している人なのです。我々は善意を以て接したいです。

 

9.重点政策:防衛政策

防衛面でも、ミサイルやヘリコプターといった防衛品目を「Make in India」にしていきます。NCC(National Cadet Corps)も国境部・沿岸部方面に展開を広げていく予定です。

 

10.モディ首相の演説を聞いてみての所感

・国難(COVID19)に対しての国威掲揚目的がかなり強め。気持ち過去3回の演説に比べてテンションがかなり高く、かつ話も長い印象を受けた。

・国境問題のトピックで明らかに中国を意識した発言が強い。

・他の、インフラ・農村・女性系の政策は過去の政策の拡大版を想定。

・「自立したインドの成長」、「Vocal for Local」というスローガンが新たに掲げられ、恐らく農村部、郊外地域の開発が更に加速されていくと想定できる。

・インドで作った製品をどんどんインドの国外へ輸出していこうぜ的なテンションが強くなりそう。

 

という感じの速報でした。4年分のインド独立記念日の記事が溜まったので、そろそろかっこつけて過去の演説内容と政策ってどんな符号があるのか、どんな政策効果があったのかを、時間見つけて検証してみようと思います。

 

11.過去のインド独立記念日演説のアーカイブ

過去記事ですが、過去3回分のまとめ記事です。

 

osadaken-india.hatenablog.com

 

osadaken-india.hatenablog.com

 

osadaken-india.hatenablog.com

 

インド, フラグ, インドの旗, 国家, シンボル, インドの国旗, 国, バナー, 象徴, サフラン

 

 

【メディア掲載報告】日経新聞「アジアで働く」に載りました!

2月に記事が掲載されたので、やや遅いと言えば遅いですが、「アジアで働く」のコーナーで自分が何故インドで働いているのか、今インドでどんな活動をしているのかが記事になりましたので、リンクをシェアします。他に掲載された方々がすげー人だらけなので、僥倖の極みです、ええ。

 

www.nikkei.com

引用元:心折れた「意識高い系」転職4回で行き着いたインド
アジアで働く(6)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55611610U0A210C2I00000/

 

引き続きインドで駆け抜けていきますよ。 

 

古い新聞, 新聞, レトロ, セピア, 古い, 情報, アーカイブ, ビンテージ, 印刷, 書き込み

備忘録:6/26 JETRO様インド研究会・登壇記録まとめ

やや遅いまとめとなりますが、以下セミナーで登壇の機会を頂いたので当日話したことなどを軽くまとめてみました。僕のパートでは現地法人立ち上げTIPS、パートナー選びの軸、各エコシステムの比較が担当トピックでしたので、その辺を改めてまとめてみました。

 

f:id:osadaken:20200616151804p:plain

 

1. 現地法人立ち上げ:プロファーム一覧表

やや記憶があいまいな部分もありますが、立ち上げの時に必要になるであろう、税務会計・法律・人材関連のファームの一覧表です。大手・独立系・地場系と分かれています。

【ファーム一覧表(永田独自作成)】

f:id:osadaken:20200705220803p:plain

ここで重要なのは、「予算感×担当者の練度(インドビジネス歴)×インドの展開場所×担当者との相性」なのかと思案します。

あと、注意しなければいけないのは、ジャパンデスク詐欺ですね。窓口日本人と見せかけておいて実は営業マンでしかなく、専門知識もなく現地スタッフに丸投げってケースもよくあるので気を付けなきゃいかんですねと。

加えて、人材面についてはレジュメを右から左に流すだけの介在価値ゼロのエージェントもいますので、「確りアセスメントできますか?候補者バックグラウンドチェックはできますか?」はマスト確認項目かと。

 

2. 各都市エコシステム比較

次は各都市エコシステムの比較です。軍事国家や独自政権から始まったベンガルールとハイデラバードと金融都市から始まったムンバイとのコントラストという感じでしょうか。目的にあった都市選定をすればいいのかと思案です。

 

【エコシステム比較表】

f:id:osadaken:20200705222023p:plain

 

3. パートナー選びの軸

昔ブログでカバーした内容とやや被りますが、以下表の特徴が確率的に信頼がおけると個人的な感覚です。思い返してみましたが、付き合いのある面々で「ここはインドだからしょうがない。」と俗にいう''This is India''の免罪符を突き付けてくる御仁はいなかったように記憶しています。

f:id:osadaken:20200705222408p:plain

採用の面でも、エンジニア系は確りアセスメントができるサービスプロバイダ―でないとダメな気がします。母集団形成だけするならLinkedinリクルートで自己完結できてしまうっていう。レジュメを右から左に流すだけのエージェントなら介在価値ありませんという軸はずらさない方がいいかと。セールスとか非エンジニアなら、再現性とかを盛られないように気をつけるかアウトプットがダメなら試用期間でサヨナラするとかの対応が必要かと。

 

こちらもご参考までにどうぞ~

osadaken-india.hatenablog.com

4. 何も生まないインド人の所作一覧

あとはNG事例や何も生まないケースをまとめてみました。まとめればまとめるほど、日本もインドもあまり変わらないのではと思えるようになってきました。

 

f:id:osadaken:20200705223233p:plain

 

こちらも過去のトンデモ事例でブログ化しているので、ご参考までにどうぞ。

osadaken-india.hatenablog.com

 

という感じでのまとめでした。登壇や講演の機会は改めて自分の知見や経験をぎゅっと凝縮する場となるので、ちゃんと付加価値のある情報を発信し続けていかねばならんと感じました。

 

備忘録:インドのスタートアップエコシステムについてまとまったレポート

スタートアップの世界に居ると、日々日々情報が更新されていくので、当たり前だと思っていた情報が実は古かったんです的な展開もよくあるのではないかと思う今日この頃です。

 

表題の話もいろんなレポートが色んな形態で出てきているので、アップデートしていかないと情報が古くなってしまうので怖いですわ。

 

ただ、一口に「情報」と言っても以下の情報はあまり意味がないというか時間節約以外の付加価値がないのではないかと思案しています。

  1. 英文記事の単なる翻訳とコピペ
  2. 既出メディアの二次加工(まじ記者さんに謝罪すべき)
  3. 一次情報が全くないキュレーション記事(1,2の集合体であることが多い。)

特に1の英文記事翻訳とかはDEEPLとかみらい翻訳が発達しているので、主要メディアサイトから英語の文章を引っ張ってきて、そのままぶち込めば、記事の大よそのニュアンスはつかめるようになるんじゃあないでしょうか。

 

ですので、今回の趣向としては、「インドのスタートアップエコシステムについて全然知らないけど、どこから読めばいいのか。」という問いにお答えできるようなレポート群をリストアップしてみました。自分で読んでみての個人的見解&まとめとなりますw

 

 

1. JETROエコシステムレポート(2018年2月)

www.jetro.go.jp

約2年前のレポートですが、未だに色あせていないです。まず基本的なプレイヤーの整理と誰がどこに居て、各都市でどんなことが起きているかを理解するにはこのレポートが一番分かりやすい&網羅されているからです。分からなくなったらこのレポートに立ち返って情報整理して最新情報を英語で確認するのがおススメです。

 

2. 日本総研「日本企業とインドのスタートアップの連携~インドのデジタル化の波に乗るために」(2019年5月)

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/rim/pdf/11105.pdf

日本総研のレポートです。このレポートでは「連携」に焦点が置かれており、ニチレイ社のケーススタディ(Licious社への投資)が詳細にまとまっていて具体的にどんな連携をしていくべきなのか指針を作るのに参考となります。

 

3. 東南アジア・インドにおけるスタートアップ投資環境変化 ‐COVID-19 の影響‐(2020年6月)

www.pwc.com

いつもは1か2のレポートを行き来しながらリアルの経験で知識を補完しておりましたが、最新動向についてまとまったレポートが経済産業省から出ました(実際の実務はPwC)。東南アジア圏とインドの動向について比較できるのが分かりやすくて有難いです。

 

そんなこんやで、3つのエコシステム関連のレポートをリストアップしてみました。ご参考となれば幸いです。気づいたら、インド来てからあと一か月ほどで3年がたちそうです。滞在年数だけでマウンティングして轆轤巻くような人にはならないようにしなきゃですわ(自戒)。

 

手, 粘土, ハリーポッター, 陶器, 轆轤, 汚い, 1 つ, アート, アーティスト, クラフト, 仕事

【告知・宣伝webセミナー:6/26(金)】JETRO様ご主催のインド研究会で登壇します

完全に告知ですが、26日にJETRO様から機会を賜ってインド市場の魅力、現地法人立ち上げのアレコレ、エコシステムの動向(ベンガルール、ムンバイ等)、パートナー選びについてお話します。

 

よくありがちな、英文記事のまんま翻訳とか既出日本語メディアのそれっぽいまとめではなく、現場で感じたり学んだ経験や知見をアウトプットしてお役立ちできるようにしたいと思っております。

 

【以下ご案内】

 

 

\インド研究会~Jugaad~第2回ウェビナー開催/
中国に次ぐ巨大市場であるインドへのビジネス展開や、優秀なエンジニア採用等をご検討されている日本のスタートアップ企業様を対象に現場の生の情報や声をお届けし、インドという国への理解を深めて頂くことを目的としたウェビナーを毎月開催しています。
第1回ウェビナー講演では、約50社のスタートアップ企業様にご参加頂き、ありがとうございました。
今回は「インドのスタートアップ・エコシステム」にフォーカスしたジェトロ・ベンガルール事務所のハブ担当者によるブリーフィングセッションの他、インドビジネスに先駆的に取り組まれているスタートアップを代表する3名の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、「Why India?~インドに進出した日本スタートアップ3社が語るインド市場の魅力~」をテーマにパネルセッションを行います。
★==========================★
 インド研究会~Jugaad~ 第2回ウェビナー開催のご案内
★==========================★
■日時:2020年6月26日(金)日本時間18~19時(インド時間14時半~)
■内容:
イントロ:JETROグローバル・アクセラレーション・ハブのご紹介
1.セッション
「インドのスタートアップ・エコシステム概要」JETROベンガルール遠藤
2.パネルセッション
「Why India?~インドに進出した日本スタートアップ3社が語るインド市場の魅力~」
ゲストスピーカー:サグリ 永田様、アメグミ 福岡様、Vooth 中島様
モデレーター:遠藤
3.Q&A、Japan Day予告、次回ウェビナー予告
■講師略歴:
1.セッション 講師
 ジェトロ ベンガルール事務所 遠藤 豊
 経済産業省入省後、大学発ベンチャー支援、IT分野の研究開発政策企画等の技術関係部署や各国とのEPA等の通商交渉等に従事。インドとの関係は、日本・インド包括的経済連携協定(CEPA)の交渉担当としてデリーを訪れたのが最初。2018年にJETROに入構し、政府間合意である日印スタートアップイニシアティブ、日印デジタルパートナーシップに基づく日印スタートアップハブ担当としてベンガルールに駐在。
2.パネルセッション ゲストスピーカー
①サグリ 永田様:現地法人設立、Techsparksでの現地企業とのパートナー、ベンガルールとムンバイ・エコシステムの比較等
2013年早稲田大学政治経済学部卒業。専攻はグローバル人材研究。大学卒業後、東京海上日動火災保険を皮切りに、人材系ベンチャー、実家の介護事業とキャリアを重ね、2017年7月に、よりグローバルなキャリアを求めてYusen Logistics India Pvt. Ltdベンガルール支店に現地採用社員として赴任。現地での日系企業営業の傍ら、ベンガルールのスタートアップエコシステムに魅せられ独自にネットワークを構築。
2019年4月からSAgri株式会社インド法人立ち上げに参画。インド滞在3年目。
②アメグミ 福岡様:現地法人設立、インド向けプロダクト開発、巨大市場の魅力
1989年熊本県生まれ、愛知県育ち、東京大学2014年卒業。
 卒業後はバックパッカーとして世界を周り、そこで見た貧困の現状を解決すべく“機会がない人に機会を与える”“働きたい人が働きたいところで働ける世の中を創る”という人生の目的を見出す。 その後日本にて商社経験を経て外資系人材会社に勤務し、”努力をしたくても外部環境が原因でできない人”にアプローチすべく、2018年6月にインドの人材紹介会社へ転職。デリー某所にてAmegumi社CEOである常盤さんと出会い、インド法人設立に関わり、Directorとして参画。
教育機会を提供する活動や、コロナでのロックダウンによる失業者・貧困者支援のためにクラウドファンディングなど、NGOの活動協力および事業活動の両輪で活動中。
③Vooth 中島様:Nasscomインキュベーション施設入居、R&D機能としてのインド
2008年 京都大学大学院工学研究科修了。ソニーに入社し、海外マーケティングに従事。
ソニーのデザイン部門であるクリエイティブセンターに異動し、デザイン戦略・デザインリサーチを担当。
未来の兆しをつかむためのデザインリサーチ「DESIGN VISION」をリード、またIoT, AI/RoboticsなどのR&Dプロジェクトに従事したのちに退社。
2017年 京都にてデザインファームを設立ののち、2019年にインドのバンガロールに活動拠点を移す。
2020年 バンガロールにてVR/ARスタートアップであるVooth Technologiesを設立。
イント゛最大のソフトウェア団体NASSCOMのインキュベーションプログラムに、日本人として初めて入居。
■形式:Zoomウェビナー
■参加費:無料
■お申込みフォーム: https://forms.gle/wuMr98BZp6rVYYa36
※上記お申込みフォームにてご登録いただいた方宛に、ウェビナーリンクをお送りさせていただきます。
■今後のウェビナー・テーマ(予定)
1.【総論】インド経済一般概況(5月22日終了)
2.【各論】インドのスタートアップ・エコシステム(6月26日)
3.現地投資家から見たインドのスタートアップ(7月)
4.インド人材の強みと高度人材採用(8月)
5.インドでの拠点設立にかかる登記/ビザ/税務等(9月)
6.インドのIT/ソフトウェア産業(10月)
7.インドの医療ライフサイエンス産業(11月)
8.インドのアグリテック産業(12月)
9.インドのデジタル・トランスフォメーション(2021年1月)
============================
お問い合わせ先:
ジェトロ スタートアップ支援課
瀧・坂本
Sachino_Taki@jetro.go.jp, Mayumi_Sakamoto@jetro.go.jp
============================
 
 
 

【速報】ロックダウンがアンロックインディアに変わるらしい?

もはやロックダウンなのか?という話ですが、報道を見ていると、ロックダウンからアンロックインディアに変えていこう的なニュアンスになっていますね。

 

NDTVがソース付きで解説しているので、リンク載せますっと。

www.ndtv.com

引用元:https://www.ndtv.com/india-news/lockdown-extended-till-june-30-malls-restaurants-can-reopen-from-june-8-except-in-containment-zones-2237910

 

見た感じ、フェーズが3つに分かれているようですね。

  • フェーズ1:6/8から宗教施設・礼拝所・ショッピングモール・ホテル・レストランは解禁。
  • フェーズ2:学校系(小中高大、予備校、塾等)の再開については、6月中に経過観察して判断。この辺は州政府関与ありそうですね。
  • フェーズ3:国際便、メトロ、シネマコンプレックス、遊園地、バー、大規模集会(宗教、遊興、ビジネス目的のもの)は状況を見ての判断。

 

お決まりのモディ首相の演説が月曜日にくるかどうか見ものですが、内務省通達が出ているので、経済復帰に向けての活動が加速されるのですかね。

 

ジャストアイディアで最悪のシナリオを考えると、

  1.  Unlock Indiaの流れで感染爆発。
  2. 再度のコンプリートロックダウンをしようにも国民への歯止めが効かない。
  3. 結果、経済も感染者も大変なことになって詰む。感染共存的な。

というのは妄想が過ぎるのでしょうか。

 

兎に角、いろいろ気を付けながら動静を見ていきたいと思います。まる